VideoStudioで大きな相関図をスクロールして扱う方法

トランジションのサイドを使ったスクロールを応用すると、相関図を自由に行ったり来たりするプレゼン動画が作れるようになります。サンプルの動画は2012年当時に制作したものです(当時はX4で制作したハズ…)。トランジションの「サイド」を使うことで、本来VideoStduioでは扱えないサイズの相関図を、高画質なまま扱えるようになります。

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当時のVideoStudioは使用可能なトラック数が7、モーション制御無しという、今から考えると相当に不自由な仕様でした。


■作り方

videostudioで大きな相関図を扱う (1)
まずは相関図をIllustrator等のソフトで制作します。サンプルはフルHD9面分のサイズです。

videostudioで大きな相関図を扱う (2)
各面を2K・4K・8Kそれぞれのコンテンツに適した解像度で画像出力します。

videostudioで大きな相関図を扱う (3)
移動前・移動後の面を重ねて、トランジションを掛けます。トランジションを掛けると後ろのレイヤー全てに効果が及ぶため、通常は一番奥のビデオトラックに割りつけます。

videostudioで大きな相関図を扱う (4)
トランジションは「サイド」を適用します。サイドはいくつか種類がありますが、2つのスライドが同時に動いて入れ替わるタイプのトランジションにします。
サイドのトランジション

videostudioで大きな相関図を扱う (5)
その他の効果は手前のトラックに配置します。サンプル動画では人形風の画像を割りつけて解説に合わせています。ちなみに、微妙に揺れている効果はフィルタの「アクティブカメラ」を、弱く掛けています。