VideoStudioで作り込んだらどんな動画が作れるか

VideoStudioシリーズは家庭向けの動画編集ソフトですが(業務用を謳うには諸々の精度がちょっとアレです)、扱い易いので業務用でも使えます。というか、私は業務用で使っています。では、頑張って作るとどれくらいの動画が作れるかと言うと、これくらいはイケます。


http://www.netshop-set.com/

この動画はVideoStudioProX7で制作しました。テロップ等各オブジェクトの制作にはCorelDRAWを使っています。

1万数千円の買い切りのソフトでこの程度作れるわけです。煽る気はありませんが、ソフトの機能云々を語るなら、これくらい作る様になってから言ってもらいたいものです。ただ、フレームブレンド機能については低価格帯のソフトには難しいので、30fpsでヌルヌル動く動画が作りたい場合は、AdobeのPremiereProかAfter Effectsを使うことになります。

これくらい作りこんだ動画になると、マスク画像の準備がかなり手間です。VideoStudioよりもPremiereElementsの方が作りやすい人も居るでしょう。実際、この動画ではマスク画像を含め200以上のファイルを扱ったわけですが「最初にPremiereElementsにした方が良かったかのう?」とチラリと考えました。

この動画で使っている様々な効果は、当サイトで紹介済のテクニックを使っています。
動画に関連して特に押さえておきたいテクニックは次の2つです。

VIDEOSTUDIOでボヨンと飛び出すテロップを作る
http://www.videostudio-maniax.jp/?p=609
冒頭のテロップが一文字ずつボヨンと出てくるテクニックです。非常に手間ですが躍動感が出ます。

VIDEOSTUDIOのマスクの使い方
http://www.videostudio-maniax.jp/?p=1115
VideoStudioはPNGの透過合成が汚い、という致命的な欠点があります。これをフォローするためにマスクの扱いが必須です。初心者がつまずく関門でもあります。冒頭の動画は美しい合成のためにマスク画像を大量に使っています。