VideoStudioのモーション設定には影を付ける機能がありますが、星型など四角形&不透明以外のオブジェクトには正確に影をつけることができません。このページでは、影オブジェクトとしての透過PNGにボケ味を加えて、暗い背景にも馴染む影の作り方を解説します。
まずは影の付け方について、基本機能から解説します。四角形&不透明なオブジェクトに限り、オブジェクトのモーション設定(高度なモーション)から影を付けることができます。
しかし、この手法で付けた影は白い濁りが入るので、暗い背景に重ねると、影のフチが白くなり違和感があります。
また、モーション設定から影を付けた場合、対象オブジェクトの透明度を反映しないので、例えば星形のオブジェクトに適用しても、四角い影ができてしまいます。
本題に入ります。オブジェクトとオブジェクトの影を、それぞれ透過PNGで出力します。
このとき、オブジェクトの周囲30ピクセル程度の余白を作るのがポイントです。余白無しの場合、後のフィルター処理が十分に適用されない場合があります。
出力した2枚のPNG画像を同じサイズで配置します。
影画像の配置を決めます。オブジェクトを選択して、カーソル移動で調整するとよいでしょう。
影画像にフィルタの「スムージング」を適用します。
フィルタの設定から、最初と最後のキーフレームはセルサイズを同じ値にします。
影のボケ味が追加されました。
こちらはセルサイズを20に設定した状態です。ボケ味が増しました。
マスク&クロマキー、もしくは高度なモーションから、影の透明度を設定できます。