VideoSutdioでテキストを追いかける擬似的なカメラワークを表現する

画面に次々と出現するテキストを擬似的なカメラワークで追いかける動画です。テキストが粗い解像度で出現するのが味になっていますが、これはVideoStudioの仕様の限界がそうだからです。不足分を逆手に取った裏技です。解説動画と合わせてご覧ください。

 

■操作手順

(1)テキストを画面に配置する。画面外に出たテキストは描画されないので注意。テキストは複数行になってもよい。
テキストを画面内に配置

 

(2)テキストにアニメーションの「ポップアップ」を適用する。単位は「文字」で、一時停止なし、方向は下から出現させると違和感が少ない。
アニメ ポップアップを設定

 

(3)テキストの表示時間はすこし長めに設定する。素材として出力した後、長い動画は問題なく短縮できるが、短い素材を引き伸ばすとコマ落ちするため。
クリップの再生時間を設定

 

(4)FXフィルタ「ビデオのパンとズーム」を適用する。
ビデオのパンとズーム を適用

 

(5)右側のプレビューウインドウを確認しながら、画面一杯に文字が表示されるようにズーム比率を調整する。タイムラインの進行に合わせて出現する文字が画面に収まるように、キーフレームを設定する。プレビューを繰り返して調整する。
フィルタの設定

 

(6)AVC/H.264 1920×1080 30p で出力する。再び動画プロジェクトに割り付ける素材のため、AVC/H.264でなるべく高画質に出力した方が良い結果になる。
30pで出力

 

(7)出力した動画をタイムラインに挿入する。シフトキーを押しながら動画の長さを変えることで、使いたい場面の尺に素材を調整できる。但し、標準よりも動画を引き伸ばすとコマ落ちが発生する。
タイムラインに挿入して長さを調整

 

(8)さらにFXフィルタの「古いフィルム」「ロトスケッチ」を使うと、低解像度を活かしたレトロな雰囲気になる。
フィルタで質感を演出する