VideoStudioで波紋の様に広がる円のアニメーションを作る

2つの円の画像を時間差で拡大することで、太さを一定に保った波紋のアニメーションが作れます。VideoStudioにはアルファチャンネルでの出力機能がありませんから、単色の背景で出力してクロマキー合成します。

■操作手順

(1)円を作るための元画像とマスク画像を用意する。1枚目は円のカラーにして、2枚目は背景色と同じ色を選ぶ。
手前、奥、マスクの3種類の画像

 

(2)画像は背景色の手前の円で、色を揃えていない場合。
手前の色をオレンジにしている

 

(3)こちらは背景と手前の円で色を揃えた場合。この動画を出力して、クロマキーで色を抜く。
手前の円を背景色と同色にしている

 

(4)円を画面の中央に配置する。モーション設定にして、始点のキーフレームはサイズを「1」にする。終点は画面から出るまで拡大する。
始点のサイズは1にする

 

(5)モーションを設定した円を少し時間をずらして並べる。2枚の画像の配置間隔を短くするほど、円の線が細くなる。
1フレームほど間隔をずらす

 

(6)出力した動画(AVI/H.264がお勧め)を、再びタイムラインに割り付けて、クロマキーを掛ける。予め、合成する背景の色に合わせて、円の背景色を合わせておくと、クロマキーを掛けたときに粗が目立ちにくい。例えば、明るい配色の動画に合成する場合は、円に使う背景色を白にするとよい。
クロマキーで背景を透明にする

 

(7)画面内で円をフェードさせる場合は、オブジェクトのプロパティからフェードアウトを選ぶか、モーション設定で不透明度を0にする。
フェードアウトを掛けると自然