VideoStudioでボヨンと飛び出すテロップを作る

VideoStudioの拡大縮小は常に画像の中心が軸となります。画像を調整して中心軸をずらすことで、拡大縮小のモーションの方向を指定できます。


■作り方

スクリーンショット 2014-12-16 12.31.51
画像の拡大縮小は常に画像の中心が軸となります。画像の下段から上に向かって伸びるようなオブジェクトを作る場合は、1920x1080のキャンパスを2枚使って、画像の中心を表示領域の下限に設定します。
今回のサンプルでは、透過部分も含めてテロップ画像は1920×2160サイズです。

スクリーンショット 2014-12-16 12.32.05
画像をタイムラインに配置します。

スクリーンショット 2014-12-16 12.32.42
今回の例では、モーションの時間を0.5秒(15フレーム)に設定します。モーションの時間が長いほど、動きにボロが出やすくなりますので、0.5~1秒くらいで設定するとよいと思います。

スクリーンショット 2014-12-16 12.33.05
モーションを設定したクリップと、静止画のクリップを隣接します。

スクリーンショット 2014-12-16 12.33.17
モーション設定です。タイムラインを概ね3分割するようにキーフレームを打ちます。15フレームの場合正確に3分割はできませんから、好みで調整してください。

スクリーンショット 2014-12-16 12.33.31
各キーフレームの画像サイズを設定します。
最初のキーフレーム……サイズ0
2番目のキーフレーム……サイズ210
3番目のキーフレーム……サイズ190
最後のキーフレーム……サイズ200

スクリーンショット 2014-12-16 12.34.28
好みの動きになるように、キーフレームをずらして調整します。

スクリーンショット 2014-12-16 12.34.39
テロップを並べる場合、同じ手順で画像を設定します。微妙に時間差を付けると雰囲気が出ます。

スクリーンショット 2014-12-16 12.35.10
おまけで、星を散らすエフェクトです。こちらは1920x1080の1枚画像を使っています。
最初のキーフレーム……サイズ0
2番目のキーフレーム(10~15フレーム目)……サイズ90
最後のキーフレーム……サイズ100

スクリーンショット 2014-12-16 12.35.18
適当な背景を付けて完成です。テロップと星の画像は今回透過PNGにしていますが、より美しく合成したい場合はマスク画像を使います。透過PNGでは、透明との境界に僅かに汚れが出る場合があります。