VideoStudioのマスクの不具合を回避する方法

VideoStudioには、縦長のオブジェクトに対して同じ大きさのマスクを掛けた場合、オブジェクトの上端数ピクセルに「マスクが掛からない」不具合があります(X7時点で改善されていません)。これを回避する方法を紹介します。

同サイズのマスクを適用すると透明になるハズなのに…
同サイズの黒マスクを掛けると、通常は適用するオブジェクトが「完全に透明」になるハズです。しかし、VideoStudioで縦長のオブジェクトにマスクを適用した場合……

上端数ピクセルにマスクが掛からない場所ができる
オブジェクトの上端数ピクセル(場合によっては10ピクセル以上)の部分にマスクが掛からない場所ができます。この不具合はX7の時点で修正されていません。

マスクを適用する側のオブジェクトの上端を透明にする
回避するためには、マスクを適用する側のオブジェクトの上端に、透明部分を作ります。既存の画像をPhotoshop等で削っても良いですし、遊びを作る幅がない場合は最初から透明(空白)部分を計算してオブジェクトを作成します。

実際に使う場合の例
このようなオブジェクトの場合、マスクが掛からない場所ができると非常に不格好です。

マスクを適用するオブジェクトの上端を削って透明にすることで、不具合を回避できます。
透明部分を作ると解決します

<注意点>
マスクを適用するオブジェクトと、掛けるマスク画像のサイズは同一である必要があります。適用側のオブジェクトを削る時には、元々の画像サイズが変わらないように注意しましょう。