VideoStudioで画像を「高度なモーション」に変換すると画像のフチに出来る汚れ(にじみ・色の変化)を回避する方法


VideoStuidoの不具合の一つに、瑕疵のない画像であっても「基本モーション」から「高度なモーション」に変更すると、画像のフチににじみ(濁ったフチ線)が生成されてしまい、綺麗に合成できない問題があります。この不具合は VideoStuido2018 に至っても解消されていません(当動画ではVideoStudioX10を使って解説しています)。
この症状はトラックに画像を配置したまま「参照元の画像ファイル名を変更して再読込させる」ことで解消します。画像に不具合があるわけではなく、システムが画像を読み込む際のバグと言えます。
実際の業務では、顧客から提供されたPDFやパワーポイント資料を画像化&分解して、アニメーション動画にする際に覚えておくと便利なテクニックです。


<補足>
今回動画化するスライド画像です。実際の業務では、顧客からPDFやパワーポイントのファイルが入稿され、動画化を要望される場合があります。

一枚モノの画像を動画化する場合、Photoshop等で切り抜きしてパーツ化します。この作例ではレイアウトを維持するため、透過部分も含めて1920×1080サイズに統一しています。(属性コピーでサイズや配置を一度に揃えられるため)


本題です。
VideoStudioのオブジェクト管理は「基本モーション」と「高度なモーション」があります。どちらもアニメーションは付けれますが、基本モーションは大雑把な動きのみで、細かく制御できません。
基本モーションはアニメ効果に不向きですが、高度のモーションと違ってオブジェクトの属性が変換されないので、画像を正確に配置できます(掲題の不具合も発生しない)。


こちらは同じ画像を「高度なモーション」に変換した状態。写真の周囲に色の濃い線が出ています。これは意図したものではなくVideoStudio上の不具合です。これでは商業用途で使い物になりません。しかし、アニメーション制御は「高度なモーション」が優れています…。

解決方法は、現在参照中の画像ファイル名を変更して、VideoStudioに強制的にファイルを再読込させることです。

この解説では、該当の画像ファイル名の末尾に「a」を追加しています。ファイル名はどのように変えてもよいです。

ファイル名を変更すると、参照のリンクが切れてVideoStudioが再読込を要求してきます。

ダイアログに従って該当の画像を手動で再読込します。その他の画像も、リンクの切れた画像クリップをクリックするとダイアログが出ます。

再読込すると、クリップのサムネイルが変わったのが分かりますか?

変化を比較。ファイル名変更に伴う再読込で左側のサムネイルが右側の様になりました。この状態ではフチ線は発生しません。

再読込した画像をプレビューで確認。フチ線が消えて綺麗に合成できています。

後は任意のアニメーションを付けて完成です。

商業レベルの動画を作るためのCorelVideoStudio裏技集