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CorelVideoStudioX8で透過PNGの合成が濁る問題が解消されていた件

■PNGの透過合成は完璧だ!

VideoStudioのプロユースにおいて最大の懸案であった、「透過PNGを合成すると、半透明の合成部分が濁る」仕様は、X8時点で解消されていました。
いや、実は、X7以前のバージョンで解消していたかもしれません。当方の検証に使っていたグラフィックソフトが古かったため、それまで透過PNGの出力に不具合があったようです……。
ともあれ、バージョンX8と、適切なグラフィックスソフトの組み合わせであれば、出力した透過PNGの透明度を正常に反映して、濁りの無い合成が可能です。これで煩雑だったマスク画像の作成管理から開放されました、Yeah!

【検証1-A】Adobe PremiereElements13において、背景画像と透過画像(赤色)の合成
PremiereElementsで透過PNGを合成
フォトレタッチソフトで合成する場合と同じ見た目が得られました。

【検証2-B】CorelVideoStuidoX8において、背景画像と透過画像(赤色)の合成
VideoStudioX8で透過PNGを合成
こちらも、PremiereElementsと差異は認められません。以前はこのような自然な合成結果を得るために、マスク画像を別途制作していました。

■透過mov/aviの合成は相変わらず濁る

但し!透過Aviや透過movとの合成に関しては、相変わらず合成時の濁りが認められます(VideoStudioの方は合成結果が汚い)。同じ条件で、VideoStudioX8とAdobePremiereElements13を透過movで比較したところ、画質の差は歴然です。VideoStudioで動画を美しく透過合成するには、従来通りマスクを活用する必要があります。X8からは動画マスクに対応していますので、この辺は現実的な対応ができますね。

【検証2-A】Adobe PremiereElements13において、紺色の背景と透過mov素材の合成
プレミアエレメンツによる透過mov合成の様子
光の周囲に自然な形で輝度が反映されています。元の素材が想定している合成結果と同じです。

【検証2-B】VideoStuidoX8において、紺色の背景と透過mov素材の合成
VideoStudioX8による透過mov合成の様子
どちらもデフォルト設定でのレイヤー合成ですが、VideoStudioX8はPremiereElementsと比較して、合成時に半透明の部分が暗く合成されているのが分かります。これらの違和感を解消するには合成時のプロパティを調整するか、ビデオマスクを作成する必要があります。

扱いやすさ、習熟のしやすさ、生産性において、VideoStudioは優れたソフトです。ウチがそうであるように、商業用途でも十分なクオリティで制作できます。しかし、出力する動画の画質については、同価格帯のPremiereElementsに及ばない点があるのが実情です。(動画マスクを使えば殆どの差は埋められますが)
使い勝手に優れたVideoSutedioですが、今後のさらなる仕様改善を希望したいところです。