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VideoStudioのオブジェクトにモーションブラーを適用する方法

関連記事 出力済みの動画にモーションブラーを掛ける方法

VideoStudioは移動ぼかしフィルタを使ってモーションブラー効果が表現できます。しかし、移動ぼかしフィルタにはクセがあり、通常の透過PNGに適用すると処理時にゴミが出て使い物になりません。効果範囲を見越して大きな余白(透過)で囲ったオブジェクトを作って適用すると、自然なブラー効果が得られます。

既に出力した動画にブラーを掛けたい場合はこちらの記事をご覧ください。
VIDEOSTUDIOで制作した動画にモーションブラーを掛けてヌルヌルの30FPS動画にする方法


■作り方

VideoStudioのモーションブラー効果 (1)
ブラー効果は、オブジェクトにFXフィルタの「移動ぼかし」を使います。

VideoStudioのモーションブラー効果 (2)
しかし、フィルタにはクセがあり、通常の透過PNGを適用した場合、このように効果にゴミが出ます。

VideoStudioのモーションブラー効果 (4)
ポイントは、適用する画像の周りに十分な余白(透過)を用意することです。サンプルでは1920×1080の透過の中に画像を配置して出力しています。

VideoStudioのモーションブラー効果 (3)
画質を改善すると、このように自然なブラーになります。

VideoStudioのモーションブラー効果 (5)
移動ぼかしフィルタの設定です。始点・終点のキーフレームそれぞれに、表を参考して数値を入力してみてください。なお、光源は「カメラ」に設定します。

VideoStudioのモーションブラー効果 (6)
実際にやってみます。モーションを付けたオブジェクトに移動ぼかしを適用します。

VideoStudioのモーションブラー効果 (7)
フィルターのカスタマイズを開いて、始点・終点のキーフレームに数値を入力します。

VideoStudioのモーションブラー効果 (8)
モーションブラーを大きな画像に適用すると、クリップの処理がかなり重くなります。相当パワーのあるPCでないとプレビュー再生がコマ落ちしますので、部分的にレンダリングして動作をチェックしてもよいでしょう。

VideoStudioのモーションブラー効果 (9)
レンダリング後の状態です。

VideoStudioのモーションブラー効果 (10)
モーションブラーはAfter Effectsではお馴染みですが、VideoStudioでやると相応に手間が掛かります。一旦出力した動画にブラーを掛ける方法もありますので、こちらの記事もご参照ください。